2019-06-27
・おんみょで意外と好きなポイントとして、言葉遣いが古風or固い人がいると言うのがあります。
まあ具体的に言うと、主にユーマ、マサオミ、ヤクモ、ナズナの四者の事なんですが…。
・マサオミ含めて神流の人々はまあ古風トークで仕方ないし、ナズナは一応神職と性格であんな感じなのかなと思えるんですが、ユーマとヤクモは台詞に違和感感じるくらいの塩梅が面白いです。

・ヤクモは漫画版小ヤクモさんの頃は普通に喋っているし、抜粋ですが、45話でソーマ相手に「君に心配される程俺は弱くないぜ?これでも、天流最強の闘神士、なんて言われてたんだぞ」、25話と52話でリク相手に「知っての通り、天流の闘神士は皆バラバラだからね」、「過去に戻りたくなったらいつでも来いよ」、24話でコゲンタ相手に「安心したよ。上手くやってるみたいで」、と、それぞれ少しだけ砕けた口調を使っているので、ぶっちゃけですが固い口調は割と最近ついた癖と言うか意識して使っていると言うか、そう言う感じなんじゃないかと思わんでもないです。
…何でかと言うと困りますが、闘神士としての『自分』をそうでない時と使い分けているとか、年相応以上に無理しているとかそんな感じ…?
余裕の無い時でも回りくどい言い回しである事を考えると、喋り方そのものはもう癖になっているんでしょうねえ。
「彼女の体は芯から冷え切り、心の臓は鼓動を全く響かせていない!」とか、あの大変な状況でその言い回しになるセンスよ…。
完璧にお堅い調子でもないと言うのが、台詞回し言わせる上で難しい所なんですよね彼…。
戦隊や家族周りに対する時とマサオミ相手の時とは柔らかさレベルを露骨に変えたり、基本的に「〜だぜ」語尾とか「じゃあ」とか砕けた調子は意識して余り言わせてないけど…。

・ユーマは子供の頃はともかく、あの口調は気を張って強がりながら必死で生きて来た事で身に付いたものでしょうかねえ。言い回しそのものはランゲツの影響を受けてる気がしないでも無いんですが。
「己の弱さを呪うが良い!」とか日常生活じゃまず出ないわそんな言動…!
ちなみにぱぅわーはユーマからの逆輸入。ランゲツちょっと気に入ってる感じが可愛いですよね。
神社(宗家)の息子って事もあってか、性格の堅さが喋り調子に出ている感もあります。同じ育ちの筈のソーマが普通の口調なのは純粋に年齢からかなと。
神社の息子で、白虎との契約も小ヤクモさんと同い年ぐらいの頃だし、家族の為に式神を欲したと言うのも共通点。本来なら普通に主人公ポジですよね、ユーマって…。

・マサオミはアレです、現代語を使いこなしてるけど時々言葉のチョイスが古いのがグッド。絶対この人昭和の子だろ…って時々思う。学んだ現代知識が微妙に古かった可能性とかもありそうです。単に年齢詐称疑惑があるだけとも。
キバチヨ共々、横文字が好きで多用している設定が多分にありますが、現代に馴染もうとしてやっているとか言う訳ではなくて、多分に新しい言葉を使うのが楽しいんだろうなあって…。そんな気が。

・…まあそんな、性格やキャラ付けや設定で、台詞回しにそれぞれ個性あるのが面白いって話でした。
口調で一番難しいのは誰かって、がっつり京都弁のホリンと、関西弁らしいと言われているリクドウです…。
特にリクドウは台詞の少なさもあってほんっとわからねえです…。ヤクモを語る上では避けて通れない戦隊の一人なのにこの悩ませぶりよ。