2019-07-17
・作中の闘神士レベルの分配…と言うか、戦い方の違いって結構こだわって描かれてた気がします。

・まずは単純に印の速度。初期や余り強くない闘神士は印入力が基本的に遅いです。
まあタイシン曰くの「…遅い」「早い!」が闘神士的な強さの指針になってる様には取れますし、実際に高レベルの闘神士は基本、印が早いですね。最早印を口にしてない事も多かったり。
…実際印を口に唱える意味ってあるんですかね?ヤクモ様負傷時とか、呻きながら印唱えてる場面が何度かありますが、言わなくても良いよ、無理しないでよ!と言ってあげたくなるんですが。
・ともあれ速度ですね。宗家モードの、式神スペックが脳内インストールされている状態のりっくんや、零神操機ヤクモなんかは気持ち悪いぐらい印の速度が速い事があります。
威力がそれに応じて変わるとか言う要素は無い様なので、超降神の印も演出さえ抜けば普通に早く入力出来て反則級に強いんじゃないかなあとかなんとか。演出タイムの所為で遅く見えますからねアレ。

・そして次に戦い方です。こう言っては何ですが、幼いナズナやソーマなどは特に顕著ですが、とにかく必殺技で全て行動と言うきらいが強い様に見えます。
他にも、ランクの低い地流闘神士たち、初期りっくん、ナズナ、ソーマ、テルなどなど…、が、必殺技をその侭捻りなく使って攻撃をする戦い方をします。りっくんも割とコゲの要求に同意する事が多いので、必殺技大好きコゲンタのアニメ的演出を気にした…もとい派手にぶちかます方向性になりがちですね。
・一方ランクの高い…と言うか戦い慣れしている闘神士たちは、必殺技を徒に連発するのではなく、符を使ったり、技の性質を利用したり、周囲の地形を利用したりと言った事をします。
例を挙げるなら、符を併用したり必殺技の性質を利用して回避行動をさせたりしているヤクモは言うまでもなく、攻撃を邪五行滅衰で的確にキャンセルさせるユーマ(まあ元々そう言う技なんですが、使いこなしてる的な意味で)、地形を破壊し妖怪を涌かせて陽動したハヤテ、『必ず当たる技』で相手を効果的に煽ったり技の発動を未然に防いだり、必殺技を用いずに相手をいなしたりしてみせたマサオミ、印を破壊して必殺技をキャンセルしたウスベニ(ウツホ)などなど。
・あと基本的にこれらのプロ闘神士たちは式神バトルの動きも何か違います。上手く言えないんですが、闘神士の戦う意志を受けて直接式神が自意識と言うか自主的?に戦っている感じがあると言うか。印を入力されなければ何も出来ない、みたいな様子が無いんですよね。
その場合は大概、闘神士側も式神の戦いをただ見ているって訳では無く、指示を出したり符投げたり色々。

・勿論アニメ的に、必殺技をぶちかまして戦う、と言うイメージが画的に、演出的に、盛り上がり的に必要なのは確かです。それでも必殺技だけに頼って連打して倒す、と言う、格ゲー初心者みたいな戦い方は経験の浅い(強さとは別)闘神士に多く、熟練の闘神士たちの戦い方は、格ゲーの例に喩えれば、通常攻撃からのガード崩しからのコンボで必殺技、みたいな少しトリッキーだったり工夫が見えるのが、見ていて本当面白いと言うか、上手く出来てるなあと思う点です。
・強さ、だけじゃなくて、経験、での差別化がそうやってちゃんとされているので、ぱっと見ても、ああこれは強キャラ設定なんだな、と言うのが何となく解る様になってるんですよね。

・印の速度、必殺技の派手さ、専用BGMの有無など(笑う所)、バトルを盛り上げる要素は幾つも用意されていますが、必殺技だけに注目せず、細かい「味」な演出を捜してみるとより陰陽大戦記を楽しんで視聴出来ること請け合いです(握り拳

・……よし、何とかまとまった…。正直思いつきと趣味だけでヤクモの戦闘考察とか書き始めて、これは駄目だと必死に自主翻訳し直してもまとまるかどうか心配だったんだ…。