2019-07-21
・天流属伝説の闘神士様(17歳)のアニメ版戦闘の軌跡その2(タイトル
・単なる戦闘ありのヤクモ回の詳細をにやにやしながら見てる感じでひたすら視点が気持ち悪い事請け合いですが生ぬるい感じでお許し下さい。
・……ちなみに一回二回(三回)共々に大体記憶で書いているので、ちょっと間違いとかあるかも知れない辺りはすいませんと今更の様に。
と言うかこの頁でグダグダ語っている事の殆どが記憶ソースで、実際DVD見て確認してない事もかなりありますと今更言い訳。

・28、29話 VSショウカク&ヤタロウ
天神町の社にヒトガタを用いたメッセージを送信すると言う、電波の無い伏魔殿でもメールいらずのヤクモ様。どうやって送るのか方法をかなり知りたい…。天神町に誰もいなかったらどうするの、とか…。
情報は割と今更感あるものでしたが、闘神石で鬼門を開く事と月の勾玉が重要アイテムと言う事が一応新情報。
あとナズナがダメージを受けた直後にフォローする気遣いを見せ、更に最後に皆を鼓舞して行くと言う超カリスマ力を発揮。もう完璧に主人公の台詞です…。
コゲの「腕を上げたな、ヤクモ」のドヤ顔も好きです。ヤクモはワシが育てた的な。

降神前から直接攻撃を受けるもののあっさり躱し、必殺技は符で器用に捌くヤクモ様。防がれた側のショウカクたちがものっそ驚いているので、符で攻撃を追尾して防ぐと言う芸当がなんか凄い技術なのが窺えます。
初見の技でもこうなので、やはり戦闘センスが抜群に良いって事でしょうか…。

ショウカクが驚いている隙にすかさず式神降神。森のフィールドなのもあってかサネマロをチョイス。
式神には構わずまたしても直接狙われる闘神士。然しそこはヤクモ様、スロー演出で器用に体躱し。…ほんとこの人陰陽世界の人間の動きをしてないですよね…。DVDのジャケット背で式神たちの間に闘神士なのに放り込まれているのも納得の扱い。いや絶対違うけど。
背後に飛んで行くヤタロウをサネマロが警戒し、ヤクモ自身は闘神士であるショウカクを注視すると言う、矢張り式神と意思疎通ばっちりな闘神士プロの動きです。
隣り合って逆さまに同じポーズを取るショウカクとヤタロウもある意味絆プロですが。

ヤタロウの大技に対して、印を先行入力してからの式神チェンジ…!五体の式神での戦い方がこなれすぎです本当に…。チェンジしたブリュネは技の迎撃のみで、即座にアタッカーはタカマルに交代。
同じ鳥類の素早さや立体的な戦い方に対応しようとしたのでしょう多分。
然し結局タイシンの時同様逃げられ、またしてもヤクモ様は無意味な戦いを強いられたのでした。マサオミ、タイシン、ショウカクと、神流の方々の逃げ足の速さったらない。


・38話 VSショウカク&ヤタロウ
ユーマやミヅキがただの花畑としか思わなかったものに何かを感じて注目したり、符でフィールドの分析が出来るとか、どんどん万能的な特技が増えて行く伝説の闘神士様です。でも花の摘み方は結構無造作。植物としての「花」と思っていない様な摘み方なので、創られたものだとかそう言う察し方はしていたのかも知れません?

今度はのっけから火行のヤタロウを制する気満々で水行のタンカムイをチョイス。
最早見切っている発言に違えず、ヤタロウの技に次から次に必殺技で即応。最早印も技もいらんってヤタロウさん言動が式神らしからぬ男前ぷり発揮ですよ。
そんな彼らにヤクモは降伏勧告を矢張り迫るものの、またしても返答は大降神。
偶然だとは思いますが、タンカムイの時のヤクモ様は技使いが一番活き活きしてる気が…。

大降神ヤタロウを前に「また無駄な戦いになるか…」と言いたげな呻きを発したり、タンカムイの「またでっかくなっただけかぁ」と言う毒発言が飛び出したり。
今回もマガホシの時同様に大降神でも多少必殺技粘りをしてますね。やっぱりヤクモの気力を受けた式神の必殺技は出力がかなり大きいんでしょうね。
ともあれ大降神された以上手加減する事は出来ないと以前仰っていた通り、ヤクモ様は今回もサクっとヤタロウを仕留める方向性で五行モードにシフトします。
チェンジしたリクドウの「ありゃ〜?タカマルじゃないの?」と言う発言が可愛くて良いです。式神たちに出番をちゃんと平等に作ってあげるヤクモ様の優しさ…!
然し選んだ必殺技はまさかのツッコミ。大降神ヤタロウもびっくりですが、ショウカクの「そんなものでやられるかー!」的な台詞が切実過ぎてもうね…。
ヤクモも「お遊びはここまでだ」と言い切っているので、「あっひょっとしなくても芸人リクドウと必殺技のこのチョイスは、また大降神された溜飲をちょっと下げようとした感じなんじゃ…(察し」みたいな想像が脳裏をチラつきます…。

「一人で創る世界は地獄になると何故気付かん!」と真っ向から言われてムッとしたウツホは、究極必殺どりどり中だったヤタロウ救助。
「今までにないタイプの敵だね」と少しずれた事をタンカムイが言っている辺り、正直何が起きたのか解っていない…と言うか解りようが無いんだと思いますが…。
まあぶっちゃけ究極必殺が始めて不発に終わった訳ですからねえ。オチが半端だと引き摺ります。
顔に余り出てはいないものの、結構ヤクモもショックを受けてるのでは。何せ、五行でドリる>相手は死ぬ、と確殺コンボだった筈ですしね。


・39、40話 VSマサオミ&キバチヨ
謎のワイヤーアクションで飛び降りて来る時点で、最早何度目になるか解らない「あれ…この人本当に陰陽大戦記の登場人物?」と言う感想…もとい感嘆が漏れます。
二度しか遭遇してないのに「この声は…!」と気付けるマサオミは個人的ツボ。

「暇つぶしの相手に丁度良い」と言うマサオミ発言は、まるでその後のヤクモの説得まで見越していたかの様。
さて、青龍のキバチヨが相手だからかブリュネでお相手。この状況だと言うのに猶も神流(マサオミ)の説得に励む辺りがヤクモです。
……とは言ったものの、ウツホが今すぐにでも復活する、みたいな状況は多分にヤクモは理解出来ていなかった感はありますね。封印されている場所だ、と言うのは察したけれど、まさかたった今さっき月蝕セッティングされていたとは思っていなかったと言うか。

基本、大降神をして説得不能な状況になるまでは、タイシンにもショウカクにも話し合いの余地を持たせようとしていた辺り、ヤクモの目的が神流の撃破と言う訳では無い事が窺えます。
手加減…と言う程かは解りませんが、相手の式神を滅するつもりで戦っている訳ではないのは明らか。だから戦闘回数の割に白星少ないんですよねアニメ中では…。

そんなヤクモ様でも、流石にウツホ復活の寸前になって漸く、もう敵を倒してでも止めるしかないと決意。五行回転の段階をスキップして一気に大降神キバチヨを撃破しようとするものの、キバチヨとマサオミは根性で踏みとどまります。
マサオミの流派章が七なのは多分この時点で初めて見える筈。
ここで漸く自らの目的を語る…と言うか叫んだマサオミに、次の瞬間に究極必殺を妙な溜めで宣言するヤクモの容赦の無さが、ここに来て漸く発揮されました。……が、僅かに遅かった様です。

神操機損壊からの>必殺キャンセル>からのウツホ復活の前に、為す術もなくヤクモは光に呑まれますが、後々その場で燃え尽きていたマサオミと同じ空間に居なかったので、吹き飛ばされながらも咄嗟に符などを使って離脱したとかそんな感じなんでしょうかね…?


・ゼロドラ入手からのヤクモは、単純に「手加減をせざるを得ない」って状況ではなくなっているからか、積極的に色んな技や式神を用いて行く感じにシフトして行きます。
・が、視聴者は究極必殺や五行式神と言うヤクモのそれなりの全力モードを知っている為に、常に余力を残して戦っている、と言う印象が強くなって来ます。
かと言って常に全力モードだと敵無しになるし、易々全力を出しまくっていると今度は安っぽくなります。
そこで「あっ手抜きしてる…」と言う風に視聴者に見られない様にする為か、神流に対する説得や問いと言った行動に重きを置く様な形になっている、と言った所になったのでしょう。
・開始式神がブリュネに留まらなくなっているのも、ヤクモの日頃の戦闘スタイルの幅広さを表現していて、究極必殺が通じていなかったり白星が増えてなくても、強キャラと言う立ち位置が崩れなかったのは本当、良い塩梅だったと思うんですよ…!
・ついでに、戦闘以外でも符や術や他の特技(?)を見せる様になって、正直「この人この侭じゃ終盤持て余されるんじゃないか…?」と危ぶんだ事もありましたが、リタイアのさせ方もお見事でした。
……ってそれは次回の話ですね。三回目に続…、いたらいいなあ…。いや何せ超長文になってて楽しいんだけどつらみ。