2019-08-08
・久しぶりにほんとどうでもいい重箱ツッコミ。

・ご存知、名落宮は式神にとっての地獄と言う設定です。
式神は節季の具現でもあるので、世界の意志が脆弱な(?)人間たちに貸して呉れている力とも言えます。つまりは陰が増え過ぎない様に陽でバランスを取らねばと言うシステムですね。
・そんな式神たちは世界の意志であって、人間世界の守護者とも言える訳です。そんな彼らは万一人間を殺める様な事があった時、ペナルティとして名落宮へと──地獄へと堕とされます。
恐らくは敵がどんな極悪人であろうと、人間社会に害しか及ぼさない存在であろうと、『人間』の命を絶った時点で、式神は地獄行きのペナルティを負わされる訳です。
・と言うのも多分に、式神は闘神士と共に戦う=闘神士が人間をその権能を利用して殺める様な事が無い様に、と言う所が元々の名落宮の意味(闘神士への戒め)なのではないかと思うのですが、冷静に考えなくとも式神にとってちょっと条件が厳しすぎると言うか、寧ろ闘神士の方に罰を与えられないのかよと言うか…。
……まぁなんと言うか、式神に罪は無く、人間のとばっちりみたいな感じですよね…。

・その他にも、契約が宙に浮いて仕舞った式神もまた名落宮へと堕とされます。
闘神機や神操機が破壊される事でも式神は矢張り名落宮行きなので、これもまた闘神士同士が戦った時に、卑怯な手段で勝利しない様にと言う戒めにも思えなく無いですよねえ…。ほんと式神とばっちり過ぎる…。
・名落宮の名称は「名前を落とす」なので、名と言う言霊を与えられて存在と役割と契約とを明確にしている式神にとっては、名落宮と言うのは正に己の存在を世界より消されるも同義なのだと思います。
ただ、神操機になってから(アニメ)では「命名」の契約では無い為に、名落宮の設定や存在には若干矛盾感があるのは否めないですね…。まあ式神の名前がころっころ変わったらキャラとして希薄になる上、存在も薄くなって仕舞うしで仕方がないんですけど。

・ともあれ、式神の地獄として扱われている名落宮ですが、コゲやキバチヨの様に闘神士が直々に迎えに来て再契約を望む事が可能であると言う描写からも、名落宮に堕とされた式神たちにも、闘神士の手で救いが与えられる事は確かな様です。
もっと色んな闘神士や関係者が名落宮の事を知って、式神救済とか励んであげるべきだと思うんですがどうなんでしょうね?
・さておき。漫画版では直接の描写はありませんでしたが、闘神機の破損=コゲは一度名落宮に堕ちて(ラクサイ様の部屋の外に居る筈)いて、闘神機とリンクさせた零神操機を小ヤクモさんが手にした事で契約がそちらに移行されたと言う形になっているのだと思われます。…多分。
・……つまりガシン君も名落宮まで行かなくても、神操機を手に入れた時点で契約移行出来たんじゃね?と言う、ほんっと無粋なだけの重箱ツッコミ置いときますね。


・別にオチは無いんですが、眠くて日本語書けてない気がしてきたので、名落宮トーク(って厭な響き)は一旦続きます。