2019-08-11
・こんにちは、名落宮から中継です。24話です。
未登場白虎のラスト一体、ゲンタロウさんらしい方が立ってるので有名な24話です。

・前回、名を落とす、と言う字面から「式神の名前ころっころ変わったら以下略」と書きましたが、思えば、名=式神の存在を明確にしているもの=式神そのものと言う捉え方も出来ますので、名を落とされる=式神が堕とされると言う意味と思えば問題ありませんね。失礼しました。
・実際おんみょ世界の式神は明確に、「名」が本体である描写がされてますしね。名=式神を指す意でも正解でしょう。

・さて、漫画版では名落宮はラクサイ様のお部屋しか登場しませんでしたが、アニメではそのお外が描写されます。
名落宮(ナラク=奈落)と言うだけあってか、見た目からして露骨に地獄感漂っていますが、人間の言う地獄とは異なって矢張り式神が直接罰を受けている様な描写はありませんね。
多分に、永い刻を生きる式神にとって、現世に呼ばれる事なくただあの世界を永劫に近く彷徨うだけの存在になると言う事は相当に厳しいものなのでしょう。刻を無為に過ごす事自体が罰と言うか。
・そんな名落宮から式神が救済された、描写のあった例は、
1:小ヤクモさんが零神操機にコゲとの契約を移行した時
2:ガシンくんが神操機にキバチヨとの契約を引き継いだ時
3:コゲとの契約を拒絶したりっくんが名落宮にやっぱりコゲを取り戻しに行った時
……の3パターンがありましたが、多分にそれ以外(闘神士が名落宮に直接当該式神を迎えに行く)にも救済の可能性はあるのではないかと思われます。
まあそうじゃないと世界から式神が減る一方になっちゃいますからね…。
・そんな感じで、所謂「刑期を終える」或いは「強い縁(力)で呼ばれる」などのパターンが想像出来ますが、多分に作中該当してたのではないかと思われるのがコゲンタです。
・…まあこれは推測の域を出ないやつなんですが、千年前に天流を襲撃した時の大降神コゲンタが、人的被害をゼロに出来たとは少々思えませんので、その時に一度名落宮に堕ちている可能性はあるのではないかと。
(しかもあの大降神の時ってコゲが普通の虎武神の様に獣獣して無い様に見えるんですが…)
・これその内にまた邪推まとめしますが、式神の記憶保持は曖昧に出来ていると言うか、本人の裡には常に在っても、普段は必要としなければ出てこない(思い出せない)と妄想推測してます。
ので、名落宮に堕ちていた記憶と言うのも、契約者が変われば自然と無くなるのではないかと。
・これもまた、そう言うケアシステムがないと、永年の間あんな空間に役割を失って留め置かれ続けると、式神の人格もいつか歪んじゃったりしそうですし。とかそんな由来ではありますが…。

・名落宮は現役の契約式神たちにとっては相当に厳しい環境であると作中では示唆されています。
では、名落宮に堕ちている式神たちにとってはどうなんでしょうかね?
・少なくともコゲやキバチヨはそんなに辛そうには見えません。名落宮滞在僅か一日程度のコゲは「俺はまだ来たてのホヤホヤだよ」発言からしても解る通り、ケロっとしてますね。
逆に毒気が抜けて落ち着いてゆっくりりっくんとの関係を考える事が出来たと言った所ですし、反省部屋に入ってた程度の感覚なのではないかと。
・キバチヨは名落宮滞在二百年経っている筈なんですが、記憶と全く姿の変わらないガシン君を見ても然程に動じないし、矢張り参っている感じはしません。
(ガシンの強い決意を見て取っての反応なのかも知れませんが)
・個々の式神の性格もあるのかも知れませんけど、永い刻をそも生きる式神にとっては、二百年程度なんて矢張りあっと言う間なのでしょうかね…?

・空間は酷く広大で、そして曖昧な感じはします。名落宮に来た闘神士(この場合はりっくんとガシン)が強く望む事で、その式神の現在居る座標と言うか空間への界門が開かれている様な描写のある通り、闘神士の現状名落宮に物理的に「立って」いる場所と、式神の属している場所とは空間や距離感が微妙に異なるのだと思っています勝手に。
・なので、ヤクモが名落宮散歩をしていた時も、何体かの式神の姿が薄らと確認は出来ますが、恐らく彼らが現実に「そこ」に居ると言う訳では無いのでしょう。
・ちなみにコゲンタの場合は、懐かしい奴が居ると言うラクサイ様の言葉から、ヤクモが自分の知る式神を思い描きつつ歩いて辿り着いたとか、単に嘗ての契約者の絆のつながりがあって自然と辿り着いたとかきっとそんな感じなんだろうと決め込んでます。
・何せ、式神に明確に会いに来たと言う目的もなく、ただ回り道と言う名の散歩をしていた闘神士なんて他にどこ探しても居そうに無いですからねえ…。

・うーん、いまいちまとまりが悪いのでまだ続きます…。何て言うか名落宮に関しては情報が少なすぎて、八割方妄想推測みたいな感じになって仕舞うので、結局疑問ばかりが先立って仕舞うと言うかね…。