2019-08-28
・式神の記憶について邪推したついでに、闘神士側の記憶についても触れときますかー…。
ぶっちゃけ綺麗なシステム過ぎて余り話題には出来ない(突っ込む必要のない)部分ではありますが。

・闘神士は神操機契約限定ですが、式神を喪うとその契約期間の記憶を忘れてしまいます。
この意味は多分にですが、闘神士と言う太極の守護者たろうとする者の、覚悟の強さを試す試練の様なものであり、試練にはリスクがつきもの。と言う所なのではないかと一応仮定してます。
大きな力を得る事への戒め=リスクでもある事は確かでしょう。
何の代償も危険も苦労も無しに、力だけを得られる道理なんて無いですから。
・ただ失われる記憶が、闘神士であった間=該当式神と契約していた期間だけ、と言うのは一応は有情な話です。何しろ、失われると言うリスクや恐怖を覚えるのは「失う前」の自分だけ。「失った後」には最早何も感じる事が無い訳ですし。
まあ式神側も「死ぬ事」は無く、忘れた後の闘神士が苦悩する事を恐れる事も無くなるので、ある意味で本来の形に戻されるだけと言うか…、恐らくそう言ったものなのでしょう。
式神にも人間側にも優しいと言うシステムです。
・まあ人間が生きる社会的には、何年かの空白が出来て仕舞うと言うのは大問題ですから、そう言う意味では確かにリスクと言う形とは言えるのでしょうけど、一番重要な「心のダメージ」を避ける事が出来るので、そこさえ護られれば結局は「忘れている」事がそもそも「無かった」事と同義ですので、人間は立ち直れるのだと思います。

……と、まあ(演技ですが)飛鳥母を見ていて昔そんな事を思いました。
勿論周りの人は傷つくけどね。傷つけている自覚すら無いのだからどうしようもないですよ。

・さてここで問題です。
複数の式神と契約とかしてる伝説の御方は果たしてその辺の条件どうなってるんでしょうか。
ヤクモを好きな人なら誰もが一度は突っ込んだだろう話でしょうけど、まあやっぱり気になりますしねえ…。

1:五体とも失わない限り問題なし。 >幾ら何でもそれは狡くない?
2:一体を失うとその一体に関しての記憶のみを失う。 >矛盾の修正に苦労しそう。
3:一体を失っても全部記憶は飛ぶ。 >他の四体の契約がどうなっちゃうのやら。
4:まあそもそもヤクモ様は負けませんよ? >考えるのを止めた。

・……まあ普通に考えれば「2」でしょうけど。
実はヤクモが忘れてるだけで、五体の一部は二代目だったとかそう言う話が一瞬脳裏を過ぎりましたが、まあきっと「4」補正でそんな事は無いと。
・実際どうなんでしょうかねえ…。暫定的に結論が「2」で良いとしても、矛盾の修正がどうなっているのかは難しい所でしょうし、そこを衝かれた時にどうなって仕舞うのかと言う興味はあります。
式神たちは多分に積極的に思い出す様に働きかけたりしてはいけない様になっているとは思いますので、助け船は出せなさそうですし。
・と言うかこの場合の「問題」は、忘れて仕舞う事よりも、「ヤクモが闘神士である記憶を保持しつつ、然し一部分の記憶を喪失する」、と言う可能性にある訳です。
と言うのも、通常の闘神士は唯一の式神を敗北で失ったらその事を喪失し、闘神士であった事さえも忘れて仕舞う訳ですが(知識には残っても、自分が「そう」だった事そのものは忘れる)、ヤクモの場合はもしも「2」の説だったとしたら、闘神士を降りる事には取り敢えず成り得ないからです。

・綺麗に自分の中であらゆる記憶の齟齬や矛盾を修正出来るならば良いんですが、こう言っちゃなんですがヤクモ(に限らないけど)には闘神士として、負けた時のリスクは知っている筈ですので、記憶の齟齬に気付けば「俺はひょっとして負けて一体を失ったのか」と気付いて仕舞う可能性もあります。
・りっくんの場合はコゲンタの敗北で記憶が失われた訳ではなく、一時的に遠ざけて仕舞っただけだった様なので、きっかけがあれば忘れた事にもやもやしたものを感じたりしていましたが、普通に敗北したら綺麗さっぱりと記憶は消えて仕舞うので、「忘れている事にすら気付かない」のが正しい敗北のリスクであって在り方でしょう。

・〜回りくどくなりましたが、つまりはヤクモの場合は「2」の説であっても闘神士である己を喪失しない以上は、完全に記憶が消えると言う事に結局はならない(少なくとも本人が敗北の自覚を知識として認識する事は可能)ので、結局は「1」ってオチなのかなあとかなんとか…。
・ともあれ、闘神士の血族は途切れない>けどその人はもう(ほぼ)二度と闘神士には戻れない、と言うのは理に適ったシステムだとは思います。

・…と言って無理矢理まとめて誤魔化しときます。いやほらヤクモが反則なのは元からと言うのもあって、結論出ませんからね。