2021-04-18
・……あ、なんかすごい久々に書く気がします(二度目。
ついったらんどで喋れるだけで、解決要素何ひとつ無かったとしても大体スッキリしちゃうんですよねえ…。

・さて、久々続きで伏魔殿についての考えおまけ行きます。色々被るし前回の引きって訳じゃないです多分。一年以上前とか!

・と言うのも、伏魔殿での食糧事情ってどうなんだろう的な、おんみょ好きなら誰もが考えて、そして伝説の御方の言葉に打ち破られたと言うかもうそれでいいやと結論に落ち着いて仕舞ったと言うか、まあそんな経緯のありそうな議題です。
・〜伏魔殿のおさらい〜
 ・ウツホが嘗て妖怪たちと共に暮らす為に作った異空間。
 ・天地流派がウツホを強固に封印した術式の意もある。
 ・天流は八卦盤と言うコンパスを作って中の「資源」を利用していた。
・はいつまり、「資源」is何。と言う話ですね。

・天流の一部の者が(りっくん両親など)、伏魔殿で快適に隠れ住む(?)のに使っていたぐらいなので、気が大きく消耗するとかその辺りの設定は恐らくですが、ある程度レベルの高い闘神士や術者にとっては、ドラゴンなボールの重力修行がどうたら並に、慣れでどうとでもなっちゃうものなのでしょう恐らく。
ともあれ一見穏やかに季節の庭を愛でる事が出来る程度にはどうとでもなっているようですね。ぶっちゃけて後半その設定が適用されていたのはミヅキだけだった気がします。
ミヅキさんの場合は単純に栄養不足体力損耗と言う点からの衰弱が大きくて、気の消費云々ではなさそうですが…。
・さて、ミヅキがそこまで衰弱したのは、ユーマとの伏魔殿から地上帰還道中での、妖怪や神流闘神士との度重なる戦闘や、見知らぬ男性が傍に居る事や訳の解らない世界での心休まらなさに因る睡眠不足、単純な強行軍による体力の消耗などが原因だと思われます。
そりゃ昨日まで蝶よ花よと育てられたお姫様(と言う記憶)だったので無理からぬ話ですね…。闘神士になるまでに得た体力も気力も、記憶が無い為に余り意味が無かったのでしょう。
ユーマ自身も伏魔殿で修行程度の事はすれど、探索任にはついていなかった様ですので、そんなに知識も無かったのかも知れません。
・…符でひょいひょいショートカットを作って伏魔殿内をてきぱき移動していた伝説の闘神士さまを思うと、ユーマとミヅキの境遇はつくづく不憫ですね…。

・そんな伝説の闘神士さまの問題発言が、ある意味この議題の大元でもある訳なのですが…。
改めて再掲しますと、ドラマCDでの、
「伏魔殿の中では妖怪汁しか食ってなかったからな…(真剣声」
発言と、それに対する同じく伏魔殿プロであるマサオミさんのスルーっぷりです。
ヤクモさま17歳はあの性格なので、余り気を許していないと思われるマサオミさん相手にあの場で、真顔で冗談を言うとはちょっと思えません。そして冗談だとしたらマサオミさんがスルーしているとも思えません。
故に、
伏魔殿プロからすると、伏魔殿での食料(栄養確保)として妖怪は当たり前の様に使われている。
と言う結論に達する訳です。そうせざるを得ない訳です…。

・妖怪とは陰の存在です。
実体を伴う時は人に害を及ぼす事もあり、それは普通の人間の目には自然現象や野生動物として映る。
と言うのが、少なくともおんみょ現実世界での設定です。大分端折ってますが。
そして伏魔殿では現実の世界よりも妖怪が多く蔓延っている。寧ろ、妖怪の楽園としてウツホが創ったと言う事を思えば、それも当然の事でしょう。
・然しそんな妖怪を食べるか普通…??と言う風に素人なので考えて仕舞うのですが、思えば伏魔殿の妖怪は陰とか陽の存在と言うより、当たり前の様にそこにいる、と言う感じの存在にも見えます。
実際に後半、ユーマはまっくろく○すけの様な妖怪に、どこから持って来たんだよ的な、八百屋や果物屋に並んでいそうなリンゴやらバナナや菓子類の施しを受けています。伏魔殿の妖怪が、現実世界の様な陰の存在であったら絶対に有り得ない事です。
リナちゃんの様な妖怪を調伏出来る存在が居ない限り、恐らくは無理でしょう。
つまり、伏魔殿の妖怪は現実世界の妖怪とは少々異なる、と言う仮定が出来ます。
と言うかまず、それどこから持って来たんだと言うツッコミ所でもありますが…。

・そして更に、伏魔殿の構造物を破壊すると妖怪の様なものが生じる、と言う現象も見受けられます。
これは恐らく、構造物を建築する素材として木材など当たり前のものが使われていないと言う事の示唆でもあるのでしょう。
逆に言うと、そう言った建材などが無くとも、妖怪(のようなもの)を素材として、粘土の様に自由自在な構造物を作成すると言う術が、手段が、伏魔殿内では当たり前の様に考えられていると言う事でもあるのでしょう。…多分。
・そんなマジカル素材である伏魔殿産の妖怪は現実世界のそれよりも、柔軟な存在であって素材と捉えても良いんじゃないかなと思います。
まあ要するに、食材と言う手段も普通に有り得るとかそう言う話です。

・伏魔殿迷子のユーマは、慎重に木の実を選別して、これは食べられると判断したものをミヅキ共々食していました。伏魔殿の最奥の方は現実世界がその侭使われた様な風景となっている所もある為に、現実でユーマの知っていた「食べられる木の実」もなっていたのでしょう。
・恐らくですが他にも、探せば食せるものは、現実世界で自然になっている木の実や果実と言ったものはあるはずです。が、魚や肉と言った動物由来のものは存在していません。
幾ら奈良時代の当時に食肉を避ける風潮があったとして、そう言ったものが生息していたら、増えない筈も、飢餓と引き替えにして食べない理由もありません。
神流の人たちも恐らく、封印されていた間はともかく、その後は勿論普通にお腹ぐらい空きますから、食料や水を探した事でしょう。
水は水気のフィールドに幾らでもあり、木の実や果実は木気のフィールドにあったと思われます。が、矢張り蛋白質や炭水化物などを摂らないと人間しんどいでしょう。耕作の様子は伏魔殿にはありませんでしたし、そもそも安定した収穫を得るまでも大変です。
・………まぁつまり、妖怪を形質変化させてそれっぽいご飯に仕立てる事で、食料を確保する、食糧問題に対処すると言う手段は大いにアリなのでしょうとかそう言う結論にしたい訳です。
・伏魔殿の妖怪退治で地道に経験値を稼いでいたユーマには、現実世界の妖怪と伏魔殿の妖怪の判別などつかないでしょうし、恐らくですが、伏魔殿の層の浅い部分に生息する妖怪は、現実世界のそれと大差ない(と言うか、外に近いほど外の影響も受ける?最奥の妖怪はピュアと言うか、ウツホ時代の世界を知る無害な感じ?)ので、ユーマさんも妖怪イコール食べて良いもの、と言う認識には至れなかったのでしょう…。
ミヅキを護っている事もあってユーマ自身もぴりぴりしていた様ですし、奥の方の妖怪と言えどもそれに反応して敵対して仕舞うと言った事情もあったかも知れませんね。

・ユーマとミヅキの伏魔殿珍道中がどれだけの日数であったかは定かではないですが、その間中ずっと植物由来のものしか摂取出来ていなかったのだとすれば、環境もあってあの衰弱っぷりも納得です。
・そんなユーマさんに、「伏魔殿の中では妖怪汁しか食ってなかったからな…」と言う伝説の闘神士様の台詞をエコー付きで聞かせて差し上げたい。