ろくでなしの恋 真選組の屯所は広い。 その見た目は、少々古風な武家屋敷を接収しただけあってそれは立派な体を成しており、敷地の総面積は大江戸ドーム算で表しても良い広さだ。いわゆる、ドーム○個分、と言うアレである。 内部は幾つかの区画に大まかに分けられており、訓練場を備えた庭、道場、各部署の役割を成す幾つかの仕事部屋や専門施設、詰め所、食堂、風呂や厠や隊士らの生活する居住部など。他にも拘留所や取調室、倉庫や武器庫、駐車場。また、母屋にある各部署の多くが広々とスペースを取った一階建て和風建築の部屋であり──まあとにかく、一言では到底説明などしきれない程の施設が広大な敷地内に収まっている。 ちなみに一般の隊士らは大部屋を数人で共用しており、居住部の中でも個別の部屋を与えられているのは、局長、副長に次いで隊長クラスの人間だけである。更に各隊にはそれぞれ専用の詰め部屋があり、隊長格の者らの執務室もこれを兼用で使用している。 局長と副長にも当初は個人部屋と執務室が別個に割り当てられていたのだが、副長の方はいちいち移動するのが面倒だったらしく、気付けば執務室がその侭プライベート兼用の部屋として扱われていた。 つまり、居住部からは区画違いの場所にある副長室で、その主である土方は寝泊まりも執務も両方をこなしている形になっているのだった。 (確かに、仕事の上では便利だよな。執務してても休んでても同じ部屋に居るのが確定している訳だし) そんな事を考えながら山崎は、今は誰も使用していない会議室を横切り、廊下を副長室に向けて歩いていた。寒いのもあって縁側方面の廊下ではなく、出来るだけ屋内を行こうと言う、ちょっとした生活の知恵の様なものである。 確かに屯所は広いが、歩き慣れた人間にとっては、家をぷらりと歩くのと大差ない。新入りは、当然案内板などないこの広さにまず困らされると言うが、所詮多くのスペースは日本家屋のそれと同じだ。ちょっとした造りのコツさえ憶えれば後は簡単だ。 実際隊士の誰もが直ぐにこの環境に慣れる。最近流行りの高層建築のオフィスより、余程便利で、開放感もあり、何より誰にでも親しみ易い形をしたものなのだと、山崎はこの真選組屯所の事を少しばかり得意気にさえ思う。 重要施設のある区画の廊下はちょっとした鶯張りの仕掛けがあり、そう派手ではないが音が鳴る様になっている。山崎は意識的に音を鳴らしながら進むと、副長室の襖の前で足を止めた。床板の冷たさに少し顔を顰めながら膝をつくと声を上げる。 「副長。山崎です」 副長直下の監察部所属の中でも、特に土方の補佐的な立場にあると言う事もあり、山崎は土方の概ねのスケジュールを実用的な意味で把握している。この場合の『実用』とは、上司が何処に居ても速やかに駆けつけられる様に、と言う意味であり、決して近藤の様なストーカー的な用を為すものでは断じて無い。 この時間ならば土方は執務中だ、と言う確信はあったが、応えがあるまで伺いを立てて待つのがマナーである。特に耳を澄ませるでもなく、山崎が一呼吸を待つ間に、「入れ」と早い返事が返る。 「失礼しま、」 膝をついた侭両手で襖をすす、と開いた途端、山崎の視界が真っ白に染まった。 思わずぎょっとなって室内を凝視するのと同時に、恐ろしい迄のヤニの匂いが一遍に鼻孔を襲い、山崎は思わず咳き込んだ。視界五割以下の煙の中に、辛うじて机に向かう土方のシルエットだけが確認出来る。 そのシルエットが、咳き込んでいる山崎の方を振り返る様な動きを見せる。飽く迄真っ白な中のぼんやりとした影でしかない為、それは山崎の想像でしかなかったが。 「っふ、副長ォォ!?げふっ、っちょ、何でこんな、令嬢誘拐事件でパイプ使ったホームズ先生みたいになってんですかァァ!!」 「解り辛い喩えは止めろ。ただでさえ難易度が無茶なマイナーゲーだぞあれァ」 「いや喩えの問題はどーでも良いですから!誰もが逃げる煙っぷりって事実だけです重要なのは、ていうか何ですかこれ、ちょっともう、縁側開けますよ?!」 立ち上がっていたら更に煙害は酷かったかも知れない。膝をついた侭副長室へと踏み入った山崎は、咳き込みながら這いずる様にして、入って来た向かいにある縁側の襖を勢いよく開いた。 すぱァん、と景気よい音を立てて開いたそこから寒気が清涼な風を伴って吹き込み、同時に室内に満ちていた煙を中庭へと吐き出して行く。 はー、と一瞬でヤニに満たされた肺から息を吐き出す山崎の後ろでは、煙より寒さが気になったのだろう、土方が脱いでいた上着を手に取っていた。袖は通さず背中に羽織ると再び机に向かい、くわえた煙草から新たな煙を細々と追加する。 「で、どうした」 「あ、ええと、先日の新進攘夷党の調査の報告なんですが……、って……ッ、副長ォォなんですかそれェェェ!!!」 「あ?」 書類の山になった机の上。山崎が思わず引きつりながら指さしたそこには、こんもりと灰と吸い殻の山になった灰皿。それどころか足りなかったのは明白で、湯飲みに半紙を敷いた中にも灰がどっさりと詰まっている。 一音だけで疑問を返した土方は山崎の指先を追うと、件の湯飲みを軽く指さし、「水は少し入ってるから火事にはなんねーよ」と微妙に的の外れた応えを返して来る。 「そうじゃないですってば!そんな有り様になる前に片付けないと…〜ああもう、」 灰のついた湯飲みなど、ヤニ臭くなって使えたものではなくなる。一応半紙を敷いたのは土方なりの気遣いだったのかも知れないが、はっきりいって殆ど意味など為さない。 土方は特別綺麗好きな質ではないが、だからと言って片付けが下手と言う訳ではない。寧ろトッシーと言うオタク的なコレクションを買い漁る迷惑極まりない別人格が完全に消えた今、部屋は片付ける私物など数えるほどしかない閑散ぷりを見せている。副長室で散らかるものと言えば、書類と、そのゴミと、それこそ煙草の始末ぐらいのものだ。 「確か副長、掃除とか雑事も鉄に任せてたんじゃ…」 「一応はそうなんだがな…」 苦そうな声と表情とでそうぽつりと呟きを返すと、土方は机の上に拡げていた書類を、何か誤謬でもあったのか、ぐしゃりと丸めて、これもまた溢れそうなゴミ箱へと押し込んだ。 執務さえ終われば、土方も自分でその程度のものは片付ける。だが、なまじ集中力の高い性質である為、執務を中断して片付けなどを行ったりは決してしない。 因って、執務中の土方の周囲は今し方までそこにあった通り、煙の換気や灰皿の掃除などと言う事には気が全く回らないのだ。 一応、手透きの隊士にはそういった掃除や世話などをローテーションで兼任している者らも居るのだが、彼らの間では「執務中と食事中の副長には怖くて近づけない」、と微妙に敬遠されるきらいがある。 主に煙害やマヨ害がその原因なのではないかと思われる、そんな諸事情もあり、手さえ空いていれば山崎がさりげなく報告ついでに掃除や世話を行っていたのだが、副長付の小姓として佐々木鉄之助が付いてからと言うもの、それらの雑事は鉄之助の仕事と割り当てられていた筈である。それ故の山崎の問いだったのだが、土方は苦い表情で、ふう、と溜息混じりの煙を吐き出して言う。 「アイツに任せておくと、三分置きに何か用は無いかと行ったり来たり煩ェからな。三時間置きに来りゃ良いと払っといたんだよ」 「副長の三時間は煙草何本分か、胸に手を当ててよーく考えて見て下さい」 況して冬場だ、戸は閉め切りになる為、ただでさえ大量発生する煙の逃げ場など容易に失われる。 概ね状況を理解した山崎が溜息をつくのに、一方の土方は平然としたものである。机の上からターンクリップで束ねられたぶ厚い書類束をひょいと取り上げると、その角で項垂れている山崎の後頭部を一撃。 「痛ァ!!?」 「目ェ通した日報だ。懸案事項もまとめてあるから提出しとけ。で。てめーは余計な事ァ気にしてねーで良いからとっとと報告しやがれ」 打たれた頭を抱えた山崎の、怨みがましい視線など何処吹く風か。土方が山崎に理不尽と言っても良い振る舞いや物言いをしてくるのは概ねいつもの事だが、それは一種の気安さや信頼の顕れである……と、山崎自身はそう思っている。……のだが、時々自信が無くならないでもない。 「ああ、はい……。あの、副長」 少々複雑な気分になりつつも、報告、と言われて反射的に背筋が伸びる。手にしていたファイルを開きかけ、ふと思いついて山崎はおずおずと口を開いた。 「報告の前に……最中でも良いですけど、掃除、さしちゃくれませんかね…」 ファイルの中身は土方に提出する資料で、報告すべき事項は山崎の頭に収まっている。喋りながらでも片付け程度なら行えるだろう。こうしている内にも進行形でゴミや煙草の灰の増えていく部屋は正直居心地の良いものではないし、後から鉄之助が片付けると言っても、この惨状を果たしてどうにか出来るのか、と言う疑問が残る。 (それに、汚れた環境での仕事は、人心にも宜しくないし仕事の効率にも影響するとかなんとか……到底言えたもんじゃないけど) 「ああ?」と言いたげな、不機嫌そのものでしか無い気配が土方の整った顔を顰めさせているのに気付き、そちらを向いた山崎は思わず後ずさった。 「掃除(それ)はテメェの仕事じゃ無ェ。……鉄の仕事だ」 机の上に肘をつき、そう、ばっさりと斬り捨てる様な迷いの無さで言うと、土方は煙草を灰に埋もれた灰皿に無理矢理押し込んだ。灰の山がぼさりと崩れ落ちるが、頓着する様子も無い。 見廻組とのあの一悶着からこっち、鉄之助は真選組に迷惑をかけた事をひたすらに悔いている。それもあってか彼は以前より努力に励み、日々を生きていた。 その姿は誰から見ても、安心させられる反面、空回りしてるな、と思わせる事もままある。近藤もおおらかに見守る方が良いと言っているのもあり、土方も特に目につかない限りは黙っている事にしている様だ。 「アイツの仕事を奪ってやるな。山崎、てめーはてめーの仕事だけを考えてりゃ良い」 だからだろう、土方のその言い種は、立ち直ろうと必死に、真面目に生き直そうとしている、そんな鉄之助の様子を明かに意識しての事だ。 「はぁ……副長がそう仰るなら…」 別に構いませんけど、と言葉を濁す山崎だが、実のところ苦い思いを噛まずにはいられない。 山崎は今まで、大掛かりな任務中以外では、常に土方の補佐に立つ事を許されていた。剣の方ではなく、頭の方でだ。 監察部は副長の直属下にあり、その構成人数の少なさもあって彼らに階級は一切与えられていないのだが、付き合いの長さと最も汎用性に富んだ役回りをこなせる器用さ故に、山崎は事実上土方の懐刀的な存在だった。土方に訊けば懐剣と言うより十徳ナイフだとでも返されそうな気はするが。 ともあれ、山崎が真選組に於いて優先的に従う相手は、副長である土方に他ならない。無論局長の近藤には恩も尊敬もあるが、近藤と土方の両者が崖にぶら下がっていたら、山崎は先に土方を助ける事を選ぶだろう。仮令その後で土方に斬り殺されたとしても。 真選組の為に生きている土方の為に任務をこなしている、と。ある意味ではそれも正しいのかも知れないと、山崎は存外その可能性事実を認めている。過程はどうあれ、最終的には組の為になっているのだから、それで良いだろとも開き直れる。 その感情は、途方もない憧れ、或いは好意と言えるだろう。決して届かなさそうな高嶺の花の相手を前に思うのは些か馬鹿馬鹿しいとさえ感じた事もあったが。 (多分俺は、このひとの事が好きだ) 有り体に理解するならばそういう事になる。時々届くが、手折って良い花ではない。だが、見つめているだけでは足りない。 そんな、山崎がある意味で盲信して已まない土方が、雑務を任せる小姓を置いた。それだけならば山崎も一種の姑気分を味わえたかも知れないのだが、その小姓は未だ組内では相当に若い年齢と、見廻組との一悶着を経た事で、土方に、そして真選組にとっての、『微笑ましい奮闘ぶりを見守る末弟』とでも言える存在になっていた。 それは近藤の人柄を反映して成り立っている真選組には、ごく当たり前で自然な成り行きだったのかも知れない。甘やかしはしないが突き放しもせず、ただ傍で見守ってくれる人がいる。そんな場所。 鉄之助の事が気に入らない、と言う訳ではない。ただ、鉄之助を置いただけ、土方の裡から山崎を必要とする割合が減った様な気分に陥る。嫉妬、と言えば実に単純明快にその通りなのかも知れない。 そしてそれは、こう言う遣り取りでは顕著に出る。今までならば土方が何も言わずとも、伺いなど立てずに山崎は部屋の掃除を始めていた筈だ。 「何だその景気悪ィ面。雑用が減ったんだ、その分専念出来る事があるだろーが」 思いの外沈黙が長くなって仕舞っていた事に山崎が気付いた時には、土方にそう言われていた。 宥める様な色の乗ったその言い種は、山崎の裡にある不満めいた感情を程正しく解している故の、憎たらしい程の直球だ。 「まあ……それはそうなんですけど。その分色々と要らん気苦労もありまして」 「んだそりゃ?」 仕方なく、山崎は堆積した不満の中で、最も「らしい」形になっているものを引っ張り出してみる。と、流されるかと思いきや土方がちゃんと食いついて来た事に少しだけ驚いた。 新しい煙草を取り出しながらの土方の問いに、どうしよう、とは暫時悩んだが、問われたのだから良いか、と。山崎は室内を示す様に軽く手を振ってみせた。続ける。 「掃除がちゃんと行き届いてるかなあ、とか。そう言う事です。例えば、ちゃんと副長の制服にファ○リーズ掛けてるかなあとか、煙草の在庫数確認してるかなあとか、ライターとセットで一箱机に常備してあるかなあとか。掃除、って言う作業でなく、何というか、俺が勝手に気回してやっちゃう様な事、あるじゃないですか」 「…………知らず知らずに俺がてめーの気回しとやらに胡座かいてると言いてェのかそりゃ」 おずおずと自分の今までの仕事ぶりを説明すれば、土方は片目を眇めて煙を長い吐息に乗せて吐き出した。まさかそう返るとは流石に思わず、山崎は顔を蒼くした。ぶんぶんと首を左右に振る。 「え。いや、あの、そー言う意味じゃ」 「まぁ、手前ェのその『気回し』の効いた生活に慣れてるってのは間違いねェし、別に解ってなかった訳じゃねェんだ。いちいち言わねェが、いつも助かってる……たァ、思ってる」 言葉の途中で、変な方向にハンドルをきりそうになった事に自分で気付いたのか、土方は歯切れ悪く視線を彷徨わせつつそう言うと、「とにかく」と強引に切り替えた。咳払いをひとつ。 (副長が俺を褒めそうになるとか、……珍しいなあ) 思わずそんな感想が浮かび、緩みそうになる口元を山崎は意識して固くした。ただでさえ土方が照れ隠しをしている所で、にやけたりなどしたら最後、張り倒される事は必至。 「手前ェの仕事ぶりや気回しを、いきなり全部こなせる奴なんざ居る訳無ェんだ。俺も鉄にいきなりそんなクオリティ求めちゃいねーよ。それに、」 細く吐き出した煙には溜息や苛立ちはおろか何の感情も乗っていない。ただの息継ぎだ。然し表情を硬くしている山崎とは逆に、土方の口元はほんの少しだけ緩められている。 「アイツには憶える事が山ほどある。だから、俺達が教えてやれる事も、教えてやんなきゃなんねェ事も山ほどある。掃除だって例外じゃねぇ。不備が気になんなら、手前ェがそれを教えてやりゃァ良い」 花に水を遣れば育つのだ、とでも言うだけの様に。まるでなんでもない事の様にそう言うと、土方は今度こそ確実に、山崎に向けて軽く笑いかけた。 (…………う、) 柔らかくはないが、とても気安いその指す意味は、言われずとも解る。思わず息を呑んだ山崎へと、続けられる言葉。 「掃除や仕事だけじゃねェ。そう言う意味でも頼りにしてんだ」 土方が山崎に理不尽と言っても良い振る舞いや物言いを中略。それが一種の気安さや信頼の顕れであると言うのは恐らく間違い無いだろう。それをなんでかんで、自分だけの役得と取るか、足りない餓えと取るかは、山崎次第だ。 「……じゃ、三時間置きは無いって真っ先に教えますよ?」 「………………やり方まで俺が指導しなきゃなんねェ謂われは無ぇんだ、手前ェに全部任せるから好きにしやがれ」 少々反撃の心算で言えば、暫し言葉に詰まり苦い顔をしたものの、土方は潔く言い切ってふんと息を吐いた。鉄に、三分置きにお伺いを立てろと教えても良いと言う事だが、したらしたで山崎の仕事ぶりを疑うと言う方向性は多分に込められている。任せる、とはそう言う意味に他ならないのだから。 (狡いですよ、アンタは本当に) 少し違う角度に胸中で呻いて、思わず項垂れた山崎の肩へと、今度は書類の角ではなく掌がぽんと乗せられる。 「山崎、」 「解ってますよ」 聞き分けの出来る子供へと、出来る事を理解し念を押す。そんな大人の様な呼び方に、思わず遮る様に声を上げた山崎は俯いた侭、肩の上にそっと乗せられた土方の手に触れた。 これは打算ではなく、土方なりの接し方なのは解っている。山崎が聡く理解する事を期待して、知っているからこそ、態と仕組んだ様な物言いや遣り方をしてくる。下手な私情が乗って仕舞うのが解っている時にこそ、そうされるものだから堪らない。 (妬くのも大概馬鹿馬鹿しくなって来るよ……) 向けられているのが、些か贅沢に感じて仕舞う程に紛う事なき信頼であれば、それに応える事こそが山崎の本望である筈だ、けど。 掌を上から包む様に触れてみれば、ぴく、と土方の指が少しだけ跳ねた。だが、困惑も拒絶も何も口にはしない。表情は、俯いている山崎からは伺い知れない。だからこそ許された接触だ。 (……このひとの事が、どうしようもなく好きだ) 時折生じるその理解が、最も虚しい。 信頼に応え続ける以上、どうあってもそれは叶わないものだとも、知っているのだから。 山崎=土方の世話係と言うイメージが強すぎなんですやはり。鉄が出てくる迄ァ市村鉄のイメージそのまんま乗っかってたもの…。なので鉄の登場でちょっと副長が遠くなって拗ねてたら可愛いとか思ったんですて…。 ……ここでの土方くんは銀土でないので、多分に許してくれると思う。 ヒトガタへの焦がれは似たものなれど、人でなしではなく。 |